【20190530】IZE MAGAZINEインタビュー(HYOJIN)

スポットライト│ONF ヒョジン
「皆一緒につらいことを経験したから前より強くなった」

2017年8月にデビューしたONFは短い時間で特異な履歴を作ったチームだ。メンバー全員がjtbcのアイドルサバイバルプログラム“MIXNINE”に参加して合格し、2人もデビューチームに入ったが、デビューが霧散した。「ONFに早く戻れたのはよかったです」最終2位で“MIXNINE”デビューを準備していたヒョジンは、当時の状況を思い浮かべながら、気楽に話を切り出した。いつしか一言言うたびに「恥ずかしい」と笑う声がスタジオを楽にさせた。

f:id:onflog:20210706121312j:plain

自慢たっぷりの自己紹介をしてください
ヒョジン:こんにちは。僕はONFの感性リーダー、ヒョジンです。メインボーカルとONチームのリーダーをつとめています。バラードがとても好きです。顔が小さくて、ノロジカに似ています。ウサギ、リスに似ているとも言われます。小心な面もあって、人見知りをするけれども親しくなったら本心をさらけ出す活発で面白いやつです。


笑う姿がカメラによく映っていて明るい性格だというのが分かりました
ヒョジン: 自然な状況では笑いが多いんですが、実は “笑わなきゃ、笑わなきゃ” と思うとなかなか出てこないです。1人で撮影する時は緊張しすぎてもっとそうなるようです。メンバーと一緒にいれば大丈夫なんですよ。


ヒョジンという名前を初めて聞いた時は、下手に性別を推測することができませんでした
ヒョジン: 暁のヒョに宝のジンと書きます。夜明けの宝になれという意味で両親がつけてくれたんです。子どもの頃は女性の名前のように感じてストレスを受けたりもしました。最近は男性の名前、女性の名前というような境界がなくなったじゃないですか。ですが昔は名前だけ聞いた時に女性だと思ったという友達が多かったです。今は言うまでもなく僕の名前が好きです。

 

jtbc“MIXNINE”で最終2位になりました。順位が上がるほど負担にはなりませんでしたか?
ヒョジン:正直、大きな負担は感じなかったと思います。もっと上の順位を受けようと頑張りはしませんでした。ただ練習生の時にしていた通りに休まずに練習したんですよ。どうやら練習生期間が長くてうまく適応できるだけのキャリアが重なったようです。


正式活動ができなくなったのが残念でもあったでしょう
ヒョジン:実はメンバーたちがとても心配しました。僕とラウンが最終トップ9に入ったんですが、2人が行ってしまったらチームはどうするかと思ったんですね。なくなって残念ではあったんですが、ONFに早く戻れるようになったのが良かったと思いました。


あの時の経験がチームにとっては良い資産になったのではないでしょうか
ヒョジン:みんな苦労したでしょう。MKの場合は、以前にサバイバルプログラムに出ていたので、ストレスを受けているのを知ってたんです。それで出たくないという気持ちもあったんですけど、僕は初めてなので経験になると思ったし、どんなことが起きるか気になったりもしました。実際に皆一緒に辛い経験をしたので前より仲が深くなりました。カムバックの準備をしながらでもはるかに楽しくできるようになったんですよ。

f:id:onflog:20210706122059j:plain


“MIXNINE”でも明らかになりましたが、ダンス、歌、舞台での演技力などものすごく多方面でバランスの良いアイドルです
ヒョジン:僕がダンスが本当に踊れなかったんです。練習生のオーディションを受ける時も最初から踊れませんでした。会社に入って生まれて初めてダンスレッスンというものを受けながらストレスをたくさん受けました。「本当にこの道が合ってるのかな?」そうずっと悩んでいたほどです。先生も僕に関心をほとんど持ってくれなくてとても悔しかったです。名前すら呼んでくれなかったんです。


すごく悔しかったですね
ヒョジン:差別を受ける感じがしたりもしたんですけど、むしろそれが刺激になったんですよ。おそらく先生もだからこそもっと見ないふりをしたような気がします。その次からはこれをやり遂げようと思って本当に一生懸命しました。2014年ごろだったか、2年ぶりに褒められた時に本当に嬉しかったんです。ついに名前も呼んでくれて2年間に受けたストレスが一気に飛んで行きました。


そのように頑張ってきたからか、ONFメンバーの中でも一番模範生のようにしっかりと踊っている姿が目に入ります
ヒョジン:習えば習うままに踊ります。それが短所です。僕だけのスタイルがないとも言えます。他のメンバーたちは振り付けを習ったら自分だけのスタイルに変えて踊ろうとするんですよ。だから僕はどこかでフリースタイルダンスをさせればうまくできません。習ったことしかできないですから。


心理的にまだ不安だからではないでしょうか
ヒョジン:そうです。ダンスについて幼い頃に持っていたトラウマをまだ克服できないです。他の人の前で踊ろうとすると恥ずかしくて「僕は踊れない」という気がまずします。いつも自信がないです。


舞台でセンターに立つ時も多いじゃないですか
ヒョジン:「僕がここで間違えてはいけない。」その考えでがむしゃらにするんですよ。前は振り付けを本当に覚えられなかったんですけど、最近はずっとしてきたので一度だけ習ってもすぐに習得はします。最初練習生として入ってきたときは皆上手なのに僕だけ下手なんですよ。あのときはダンスに興味が持てなかったので意欲もない時でした。評価を受けるときに1人で立っていたこともあります。全部間違って……。6ヶ月くらいはそんな感じでした。評価を受けたとき、みんな一緒に踊ったけど間違って1人で立っていました。


すごい成長を成し遂げたんですね。それだけでもほめられることのようですが
ヒョジン:もともと僕がかっこいいと感じることはほとんどないんですけど、歌を歌うときはちょっとだけ「お、かっこいいんだけど?」という感じです(笑)。歌うのがほんとに好きです。歳をとっても続けているはずです。


パク・ヒョシンさんがとても好きだと仰ってますが
ヒョジン:僕に歌手の夢をもたせてくれた方です。「雪の華」「野生花」のような曲は喉をほぐすのに歌います。上手に歌えるということではなく、その音域どおり喉をほぐせば歌う時にちょっと楽なんですよ。普段からバラードがすごく好きなんですが、カバーしてアップした曲の中で既に有名な曲が多かったりするんですが、とにかく僕が聞いてみて好きで歌った曲でもあります。実はMBC “覆面歌王” に出る前には昔の歌を歌うアイドル歌手の方々をたくさん見れなかったんですよ。そのときは「後々僕がこれを武器にしても良いな」という気がしました。


女性ボーカリストの歌もたびたび歌っています。難しいかもしれないですが
ヒョジン:アリ先輩の歌をよく歌っていたんですが、そこには僕が表現できる感情があったんですよ。正直、男性バラード歌手の曲より女性バラード歌手の方々の歌詞がもっと伝ってきました。歌詞は作詞家が書くものですがそれを表現するのは歌手じゃないですか。その時女性歌手の方々が表現する歌詞の感じが感情的に伝わってきました。


これから歌ってみたい曲が多そうですね
ヒョジン:最近ずっと探しています。バラードをたくさん歌ったのでちょっと違う感じの曲を歌ってみたいんです。ポップソングをカバーしたこともあまりないですし、アリアナ・グランデの曲も歌ってみたんですけどほんとに難しいんですよ。後で実力が上がったらまた歌ってみなきゃと思いました。前にサンドゥル先輩がミュージカルをする姿を見てかっこよくて、後でミュージカルをしてみたかったんですけど、最近になって作詞、作曲をしながら音楽というもの自体にもっと集中してみたくなりました。歌手としてできることの範囲を広げていきたいと言うか。まずはここでかっこいい人になりたいです。

「リーダーが2人だからつらいこともお互いに共有できて良いです」

f:id:onflog:20210706122422j:plain

 

宿舎に戻ると主に何をしますか
ヒョジン:それぞれ余暇時間を楽しむんですが、僕たちは皆別にいるようで、どのみちひとつの空間にいるので、一緒にご飯を食べて話す時間が多いです。個人的にはもともと趣味らしいものはなかったんですが、最近はドラマや映画をたくさん見ます。今は「眩しくて」を見ています。先に進むにつれすごく悲しいらしいんですが、とりあえず運動をしながら一話ずつ見ているところです。


運動を熱心にするようですね。デビュー初期に公開されたリアリティ番組を見ると運動が好きではないように見えました
ヒョジン:最近は本当に頑張っています。最初は食べるのが好きで太ったんですよ。“COMPLETE”の時から少なめに食べて運動もしています。会社の近所に望遠市場があるんですけど、そこにおいしいものが多いんです。一番おいしいのはちゃんぽんです。ほんとに好きなんですよ。僕だけじゃなく食べるのが好きなメンバーが多いです。


料理をして食べたりもしますか?
ヒョジン:ラーメンしか作れません。ちまちま食べる程度ですけど、メンバーたちが集まれば、とりあえずラーメンを6個作ってチキンを注文して豚足も注文して。


ちまちま食べるですって?(笑)
ヒョジン:実は、僕たち、たくさん食べたりします……


ONFは珍しくリーダーがヒョジン、ジェイアスの2人じゃないですか。しかも練習生になる前から2人は友達という間柄でした
ヒョジン:今までたくさん喧嘩をしました。練習生の時から2人ともリーダーの役割をしていたんですが、考えがあんまり合わなかったんです。でもむしろデビューしてからはあまり喧嘩していません。話をたくさんしながらお互いに合わせていくうちに喧嘩の頻度がかなり減りました。


一番最近2人が喧嘩をしたのはいつですか。
ヒョジン:実は昨日喧嘩したんですよ。ほんと久しぶりの喧嘩だったのに、聞かれて本当に戸惑いました!ジェイアスが、僕の言葉が聞こえなかったって言って喧嘩したんですけど、もともとこのことで喧嘩することが多くてわざとメンバーを集めて話したんですが、またジェイアスだけ聞いていないんです。お前なんで1人だけ聞いてないんだ、お前だけ聞いてないって、皆聞いたって言ってるのに!あ、すごく恥ずかしいですね(笑)。でも寝て起きれば解消されます。


メンバーの中で一番謝罪をよくする人は誰ですか?
ヒョジン:僕な気がします。争うのが嫌いです。大した事ではない些細な事ですが、一言一言がお互いの気分を悪くもできるじゃないですか。先に行って僕がこういうところは駄目だった、申し訳ないって言います。他のメンバー同士が喧嘩してもお互い気まずくなるのを見るのが嫌なんですよ。両方のところに行って話を聞いてから解くことが多いです。喧嘩した後のぎこちない雰囲気を感じたら何もできそうにないです。考えがとても多くなります。もともと心配が多くて考えが多い方なのに。


いくら喧嘩してもリーダーが2人だから良かった点がありますか?(笑)
ヒョジン: “MIXNINE”の時に1人でリーダーをやってみたんですよ。その時はそのグループのメンバーたちの性格とか、その人がどんな人なのかよく分からないから、これをどう合わせればいいかすごく悩みました。お互いについて知っていきながら少しずつ糸口が見えてきました。2人でする時は違います。リーダーが1人だと僕の悩みを誰かに打ち明けるのが簡単ではないんですが、2人いると僕が大変な点とジェイアスが大変な点を一緒に共有できるんですよ。1人でする時より2人いるのが良いです。2人の方がはるかに辛くないです。

f:id:onflog:20210706122711j:plain


リアリティ番組を見るとメンバーたちがヒョジンさんにいたずらをよくするようですが
ヒョジン:メンバーのいたずらをよく受ける方です。怒りもあまり出さないです。他のメンバーより真摯な面が多いようです。僕はわからないんですけどむしろそれでどこに飛ぶかわからないそうです。冗談じゃないのに冗談として受け止める時もあるし、冗談なのに冗談じゃないと受け止める時もあるそうです。


まだファンたちが知らない魅力が多いですね
ヒョジン:僕が見た目はやさしく見えるかもしれませんが、裏では話したいことを全部話す人なんですよ。小言も多いです。そんな姿はまだよく出てないようです。それとユウトが掃除が上手なんですけど僕も本当によくする方です。メンバーたちが僕にはよく話さないです。イーションにも何か転がっているのを見るとちょっと片付けろと言うんですけど、メンバーたちが僕がそうだっていうのを知らないんですよ。


小言は見せなくても掃除はファンに見せることができそうですね(笑)
ヒョジン:もともと何かを出してする性格ではないんです。消極的な面もあるし、隠していることもあります。自分をあまり見せないようにする傾向があります。なんですが、アイドルという職業を選んでからそれが少しずつ消えていっているような気がしています。


デビューから今まで一番記憶に残った瞬間はいつでしたか
ヒョジン:デビューショーケースが一番記憶に残っています。記者の方々向けのショーケースよりファンの方へのショーケースがもっとドキドキしました。僕たちを見に来てくれた方たちではあるんですけど、考えてみたらこれから僕たちを好きでいてくれるとは限らないじゃないですか。小さなミスでもしたら「この子たちイマイチなんだけど?」と思われるか心配になりました。心配しすぎてかえってその時舞台で失敗しました。


今はそのときのファンたちがたくさん力になってくれますよね?
ヒョジン:不思議なのは、多くの方々がファンが応援してくれると力になるって言うじゃないですか。デビューする前はそれがどういう意味なのかわかりませんでした。でも直接経験したら確かに感じられます。普段練習室ですごくつらいダンスを踊るんですけど舞台の上でファンの皆さんが喜んでくれるから、つらいことなんてひとつも感じないんですよ。


まだONFについてよく知らない方々にチーム紹介するなら
ヒョジン:動物で1人ずつ説明してもいいですか?イーションは目が鋭いのでサメに似ています。ジェイアスは目が丸くてフクロウを見える感じがあります。ワイアットは運動が大好きで体がかっこいいので筋肉質のゴリラです。MKは猫に似てます。ユウトはワシに似ているようです。真剣な表情をする時は目つきが強くなるんですがそれが良いんですよ。ラウンは目が大きいのでカエルに似ています。川辺に住むカエルではなくてキャラクターのカエルです。


メンバーたちはこの話が好きかどうかわかりません(笑)。ヒョジンさんは鹿のバンビに似ていると言うじゃないですか
ヒョジン:大丈夫そうです。大丈夫です。チーム紹介が難しいですね。これからはチームをよく知らなければならないのでメンバーと一緒にする機会がもっと多ければと思います。

 

f:id:onflog:20210706123349j:plain f:id:onflog:20210706123356j:plain

f:id:onflog:20210706123411j:plain 

f:id:onflog:20210706123541j:plain f:id:onflog:20210706123634j:plain f:id:onflog:20210706123712j:plain f:id:onflog:20210706123748j:plain

f:id:onflog:20210706123843j:plain f:id:onflog:20210706123905j:plain

f:id:onflog:20210706123917j:plain

www.ize.co.kr

www.ize.co.kr